外構工事の落とし穴!将来的に後悔しやすい外構設備4選!【 プロが解説 】
外構工事の計画を立てるとき、現在のライフスタイルをベースに考える方が多いですよね。
それは悪くはないものの、住居にはこの先数十年と長く住むことになります。
そのため、現在だけでなく未来に目を向けることも大切です。
本記事では、将来の外構づくりで後悔しないために気を付けたポイントを4つ解説します。
現在進行形で外構デザインを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
【 要注意 】塗り壁の外壁や門柱
独自の温かみのある風合いが特徴の塗り壁は、注意したい外構アイテムです。
外構デザインでは壁面の一部や門柱に塗り壁を用いることが多いものの、時間の経過とともに汚れが目立ちます。
塗り壁は汚れが付着したり、雨だれのラインができたりと、汚れを避けるのは難しい建材です。
塗り壁は付着した汚れが落ちにくく、高圧洗浄機の使用は建材の劣化を招くためNGです。
美しい状態を保つためには、定期的に塗り直しが必要になり、後悔する方が多いです。
シンプルなコンクリートが好みでない場合は、タイルや石を張り付けたデザインがオススメです。
汚れが目立ちにくく、高圧洗浄機を使える素材が多いので、気付いたときにメンテナンスをすれば、キレイな状態を長く保てます。
【 要注意 】コンセントの有無や位置
忘れてしまいがちなのが、コンセントの設置です。
庭をつくるのであれば、外構にはコンセントがあった方が良いでしょう。
外構のコンセントは、以下の3箇所に設置するパターンが多いです。
< 玄関周り >
- センサーライト
- 照明
- 防犯カメラ
< 庭 >
- 芝生や庭木の手入れ
- 高圧洗浄機
- 趣味のDIY
< 勝手口 >
- センサーライト
- 生ごみ処理機
- 防犯カメラ
この他にも、将来的に電気自動車を検討している場合は、カーポートにも専用コンセントが必要です。
コンセントの後付けは費用がかかる為、最初に付けることをオススメします。
【 要注意 】カーポートの材質
近年、自然災害も増えており、台風でカーポートの屋根が飛ばされたという話も聞きますよね。
カーポートのカタログには強度が記載されている為、外構業者に相談してみましょう。
台風時のリスクを最小限に抑えたい場合は、折板カーポートがおすすめです。
スチール素材でできており、風だけでなく、降雪にも強い特徴があります。
メンテナンスも気付いたときに屋根の裏側を水洗いする程度です。
値段は高いものの、災害時もより安心して過ごせるメリットがあります。
折板カーポートは最近流行しているモダンな雰囲気の外構とマッチする為、洗練されたおしゃれな雰囲気になるでしょう。
【 要注意 】デッキの広さ
近年、一階リビングの掃き出し窓から庭への空間に、ウッドデッキまたはタイルデッキを設置するデザインが好まれています。
しかし、「 とりあえずデッキを設置しよう 」という考えは後悔につながるでしょう。
十分な広さが確保されたデッキは使いやすいものの、狭いと使い勝手が悪く、デッドスペースや物置になりがちです。
無理にデッキを設置せず、植物を育てられる植え込みをつくれば良かったと後悔する方もいます。
それほど広くないデッキであれば、後付けも難しくありません。
初期の外構デザインではデッキを取り付けず、実際に生活して必要だと感じた場合に、改めて検討してみてはいかがでしょうか。
プロの外構業者に依頼する
ここまで読んできて、塗り壁の門柱に憧れていたけれど、諦めないとダメかな、庭は狭いからタイルデッキは無理かも…とショックを受けた方もいるかもしれません。
しかし、本記事で解説したのは「 何も知らずに選ぶと後悔するアイテムや設備 」です。
予め注意点を知っておけば、定期的なメンテナンスをしたり、洗濯物を干すスペースとして活用する方法を検討したりと、後悔どころかお気に入りのポイントになる可能性もあります。
気になる箇所がある場合は、プロの外構業者のアドバイスを聞き、理想の外構づくりを目指しましょう。