カーポートバルコニー増築で後悔したくない、メリット・デメリット&費用を解説!
カーポートバルコニーとは、駐車場部分の上に設置されたバルコニーのこと。
駐車スペースの上はデッドスペースになっていることも多く、もしバルコニーがあったらこんなことができるのに、と思っている方も多いのではないかと思います。
その一方、かなり大きな増築になるために、こんな疑問点を抱いている人も多いはず。
「 設置したときにどんなことがデメリットになるの?」
「 後付けするときの注意点は?」
「 固定資産税はかかるの? 施工費用はどれくらい?」
本記事は、こうした疑問や悩みを解決していきます。
カーポートバルコニーのメリット
生活のあったらいいなを叶えてくれるカーポートバルコニー、設置するメリットは以下の通りです。
- 縦の空間を有効活用できる
- おしゃれ
- 雨や日光から車を守れる
縦の空間を有効活用できる
駐車空間の上にあったデッドスペースを有効活用できるのが、カーポートバルコニーの大きなメリット。
たとえば、駐車スペースを確保すると庭を作るのが難しい敷地面積でも、カーポートバルコニーが庭代わりになってくれます。
おしゃれ
カーポートバルコニーは存在感のあるエクステリアなので、住宅や周囲の外観と調和させるのが難しいと言われています。
しかし、そこさえクリアしてしまえば、大きな魅力と個性に溢れるおしゃれな家にすることが可能です。
また、カーポートバルコニーは、ガーデニングなどの趣味やリラックスできる憩いの場として利用でき、生活も豊かになります。
雨や日光から車を守れる
車は雨風や紫外線によって傷んでしまうことがありますが、カーポートバルコニーを設置することで車を守ることが可能です。
雨風による汚れなども防止でき、夏の車内温度の上昇や冬の霜などを抑えることも期待できます。
カーポートバルコニーのデメリット
大掛かりな施工になるカーポートバルコニーの設置には、デメリットもあります。
これらをしっかりと考慮した上でカーポートバルコニーの設置を検討してみてください。
- スペースの確保が難しい
- セキュリティ
- 近隣への配慮
スペースの確保が難しい
カーポートバルコニーの設置には広いスペースが必要です。
あまり狭いスペースに設置してしまうと、風通しが悪くなる、通気性や採光性が損なわれるなどということがあります。
施工実績などのある信頼できる業者を見つけ、しっかりと事前の相談をするようにしてください。
セキュリティ
カーポートバルコニー設置の際は、セキュリティに気を付けることも重要です。
設置位置が窓や入口に近いと、不審者の住宅侵入を助長してしまう可能性があります。
また、大きな遮蔽物になるために見通しが悪くなり、不審者が隠れるようなスペースを与えてしまうことにもなりかねません。
近隣への配慮
近隣住宅と隣接している場合、カーポートバルコニーの設置により、隣りの家の日当たりが悪くなってしまうなどの問題が生じる場合があります。
設置は事前の連絡や挨拶の上、近隣住宅になるべく影響が出ないよう検討する必要があります。
カーポートバルコニー増築の気になる疑問と注意点
カーポートバルコニーを増築する際に気になることは、たくさんあると思います。
また、建ぺい率や固定資産税など、お金や手続き周りのことも注意しなければなりません。
ここではそういった疑問や注意点を解説していきます。
費用相場はどれくらい?
材料価格と施工費用の合計で160万~300万円位になるようです。
かなりの幅があるのは材料などの価格差、または壁付けなのか、独立型なのかというカーポートバルコニーのタイプによっても金額が異なるためです。
実際の現地の状況によって施工の難易度が変わることもあるため、複数の業者に現地調査をしてもらい、相見積もりを取りながら検討するのがオススメです。
建ぺい率の対象になるの?
カーポートバルコニーは建ぺい率の計算対象になるため、設置する前に建築確認申請を行わなければなりません。
カーポートバルコニーを増築すると建物面積が変わってしまうため、変更の申請を行う必要があるのです。
建ぺい率 〜 敷地面積に対する建物の面積の割合のことで、建築基準法によって建ぺい率の上限が定められています。
固定資産税はかかるの?
カーポートバルコニーは固定資産税の対象ではありません。
一般的なカーポートバルコニーは屋根がないため、外気分断性という家屋の条件を満たさないためです。
まとめ
カーポートバルコニーはさまざまな用途に使える上に、おしゃれな外観と空間を演出することができます。
しかし大掛かりな施工になるため、費用や近隣住民への配慮、建築確認申請の提出などさまざまなことに気をつけながら進めていく必要がある外溝リフォームです。
本記事の内容を参考に、理想の住宅づくりへの1歩を踏み出していただければ幸いです。