カーポートの意外な特徴6選!【 購入前に知っておきたい 】
本記事では、購入前に知っておきたいカーポートの特徴について解説します。
駐車場にカーポートが欲しいと、何となく考えている方は少なくないでしょう。
本記事を読んで、事前知識があれば、購入の際にスムーズに行くことは間違いありませんよ。
知っておきたいカーポートの特徴6選
事前に知っておきたいカーポートの意外な特徴は、
- 強風で飛ばない屋根材はない
- カタログと実物の寸法には違いがある
- 課税対象にならない
- 駐車場の土間を雨で濡らさない方法がある
- 壁に固定するタイプもある
- 雨樋は放っておくとゴミが詰まる
の6つです。
以下に、それぞれを解説します。
強風で飛ばない屋根材はない
一般的なカーポートには、ポリカーボネートと呼ばれる屋根材が使われており、一定の風圧が加えられると本体から外れるように設計されています。
これは強風時に、カーポート本体に負担をかけないことが目的なので、屋根材が外れることは品質とは無関係であることを知っておきましょう。
※ 強風でも飛ばないアルミ材もあります。
カタログと実物の寸法には違いがある
これはカーポートの横幅サイズを指しますが、どの商品にも規格サイズというものがあります(車2台だと横幅5.4メートルなど)
しかし、この寸法と実際に駐車できる寸法は異なります。
なぜなら、カタログ表記の横幅サイズには、カーポートの柱の寸法が含まれているからです。
つまり、仮に柱の横幅が15センチだった場合、左右の柱の合計で30センチとなり、横幅5.4メートルの寸法だと、駐車できる横幅は5.1メートルということになります。
駐車スペースに余裕がないときは、特に知っておきたいポイントですね。
課税対象にならない
一般的なカーポートの場合、固定資産税がかかることはありません。
柱と屋根だけで構成されている建造物は、課税対象にはならないのです。
課税対象となるガレージと、混同してしまわないようにしましょう。
駐車場の土間を雨で濡らさない方法がある
カーポートには、雨樋(あまとい)がついており、雨天時には、そこから流れ落ちた雨水が土間コンクリートを濡らしてしまいます。
対策としては、土間コン側に雨水が流れる溝を作ったり、砂利を敷いて雨水が地中に抜け落ちるようにすることが定石です。
ただし、この方法だと大雨時には、雨水が溢れ出る可能性があります。
それを防ぐために、雨樋を地中に埋め込み、直接道路側の側溝に繋いでしまうという方法もあります。
これを実施すれば、雨水は駐車場を濡らさず、そのまま敷地外に運ばれます。
注意点は、道路沿いに側溝があることが前提条件となること。
また、土間コンを打つ前の新築外構の際に有効な方法ですので、ぜひ押さえておきましょう。
壁に固定するタイプもある
カーポートは一切、壁に触れずに独立して設置するというイメージが強いですが、中には壁に設置して固定できるタイプもあります。
これは住宅側に屋根を固定することで、壁側に柱を立てずに設置することができ、その分、スペースを有効活用できるようになります。
屋根と外壁の間に隙間がないため、雨に濡れずに屋内へ入ることができますね。
住宅保証の関係で、外壁に直接固定が難しいという方は、保証期間が終わってからでもリフォーム可能なので、選択肢の1つに入れて良いでしょう。
雨樋は放っておくとゴミが詰まる
カーポートの屋根には、雨水を集める樋桁(といけた)と呼ばれる部材があり、そこから柱を伝って雨樋が地上へ降りていく仕組みになっています。
問題は、この樋桁に落ち葉などのゴミが溜まっていってしまうことです。
特にカーポートの側に樹木がある場合は、要注意。
ゴミが溜まると、徐々に雨樋の中にゴミが詰まってしまい、最終的には水がうまく流れなくなることで、屋根全体から雨水が溢れ落ちる「 オバーフロー 」という状況に陥ってしまいます。
対策としては、定期的な掃除、あるいは「 雨樋ネット 」をオプションとして追加するなどが挙げられますが、両方を行うことが理想ですね。
まとめ
本記事では、カーポートを買う前に知っておきたいポイントを紹介しました。
どれも事前に知っておくと、役に立つ特徴ですので、ぜひ参考にしてみて下さいね。