【 意外と知らない 】コンクリートが固まる時間をシチュエーションごとに解説!
外構工事において重要な役割を果たすコンクリート。
コンクリートという言葉は誰でも知っているものの、コンクリートが固まる時間まで知っている方は少ないでしょう。
駐車場や庭にコンクリートを打設する場合、
「 いつコンクリート上を歩けるようになるのか?」
「 車を停められるまでどの位かかるのか?」
コンクリートが固まる時間は気になりますよね。
打設(だせつ)〜 生コンクリート(固まっていないコンクリート)を枠の中に流しこむ作業。
本記事ではコンクリートが固まるまでの時間を解説します。
深堀りしていきます。
コンクリートが固まる時間はどのくらい?
コンクリートは、打設後に養生期間が必要なため、すぐに歩いたり駐車したりはできません。
コンクリートに人や車が乗れるようになり、完成するまでにどの位の時間がかかるのでしょうか。
養生期間 〜コンクリート、モルタルを打設したのち、十分な強度にするために必要となる期間。
人が立ち入れる程度に固まる時間
コンクリートを打設したのち、人が立ち入れるようになるまでは、2~3日程度が目安です。
打設直後のコンクリートは強度が弱いため、立ち入らないようにしましょう。
駐車可能になるまでの時間
コンクリートを打設したのち、駐車するまでにかかる期間は6~7日が目安です。
車は重量があり、打設して時間を置かずに乗り入れると、コンクリートのひび割れにつながります。
新築外構の場合は、入居後にコンクリートを打設するとしばらく駐車できないため、工事を計画的に進める必要があります。
コンクリートが完成するまでにかかる時間
コンクリートが完成するまでには、1ヶ月程度必要です。
打設後、徐々に硬化しながら、コンクリートは強度を増していきます。
およそ28日前後で十分な強度になるとされています。
セメントやモルタルが固まるまでの時間
建築材料のセメントやモルタルの場合、どうでしょうか?
セメントは、コンクリートとモルタル材料です。
セメント
原材料:石灰石や粘土など
特徴:水や液体との混合によって硬化・強化・接着する
モルタル
原材料:セメント・水・砂
特徴:柔らかく、加工しやすい
コンクリート
原材料:セメント・水・砂利・砂
特徴:強度が高く、引っ張る力には弱い
セメント単体で使用するケースは少なく、水や砂などと混ぜてコンクリートやモルタルとして活用され、それぞれ強度や扱いやすさが異なります。
セメント&モルタルは固まる時間が早い
セメントは種類によって固まる時間が異なり、24時間で硬化する製品や1時間もたたずに硬化するなど、さまざまです。
モルタルは、24時間程度が硬化の目安です。
セメントとモルタルは、コンクリートと比較して固まる時間は早い。
固まるまでの時間は、打設する条件にもよる。
コンクリートが固まる時間は季節で異なる
夏にコンクリートを打設した場合
夏にコンクリートを打設した場合、水分蒸発が早いため、通常より早く固まり、2~3日で駐車が可能になります。
「早く固まるのなら助かる!」と感じる方もいるかもしれませんが、急激なコンクリートの乾燥は、ひび割れを引き起こします。
日中の平均気温が25℃を超えるなかで使われるコンクリートを「 暑中コンクリート 」といい、暑い時期は材料の温度管理や養生など、繊細な作業が必要です。
温度管理や養生は、美しいコンクリート施工の重要な工程のため、夏場に打設する際は知識が豊富な外構業者を選びましょう。
暑中(しょちゅう)コンクリート 〜 1日の平均気温が25度を超える、暑い日の打設時に使われるコンクリート。
冬にコンクリートを打設した場合
冬は通常よりも、コンクリートが固まるまでに時間が必要です。
水分蒸発に時間がかかるため、駐車できるまで10〜14日、完成まで40日ほどかかる場合もあります。
日中の平均気温が、4℃以下のコンクリートを「 寒中コンクリート 」といいます。
寒中(かんちゅう)コンクリート 〜 凍結の恐れがある、寒い日の打設時に使われるコンクリート。
コンクリートは、万が一凍結してしまうと、一から打設し直さなければなりません。
施工時は凍結しないよう、暖房器具を使用しながら養生したり、コンクリートの配合を変えたり、強度が上がるまで待ちます。
冬にコンクリートを打設する場合は、固まるまでに時間がかかることを考慮して、余裕を持ったスケジュール調整をしましょう。
雨の日にコンクリートを打設した場合
コンクリート打設後に雨が降ると、影響がないか心配になりますよね。
コンクリートは水との水和反応によって固まるため、雨は大きな影響を与えません。
むしろ、ひび割れのリスクが減るため好影響を与えます。
とはいえ、打設直後のコンクリートは変形する可能性があるため、注意が必要です。
変形リスクが減る打設後5~6時間以降は、適度な湿度を保つことができ、乾燥を防げます。
まとめ
コンクリート打設は、豊富な経験、専門知識、高度な技術が必要な領域です。
トップガーデンは、専門知識と豊富な経験をもとに、お客様目線に立った最適な施工提案が可能です。
ぜひ、お気軽にご相談ください。