【 徹底解説 】家族のプライバシーを守る角地の目隠し対策4選!
他の住宅との隣接面が少なく開放的で、道路と面した部分が多いため玄関や駐車場の位置に柔軟性のある角地(かどち)は、住宅選びの立地において人気が高いです。
こうした土地の魅力から人気が高く、売買価格が高く設定されています。
また将来的に手放すことになっても、角地は売値が下がりにくい傾向にあります。
さまざまな理由から角地を選ぶメリットは大きいですが、もちろんデメリットにも注意しなければなりません。
というのも、開放的であるということは、その分人目につきやすく、家族のプライバシーが守りづらくなる可能性をはらんでいるからです。
そこで本記事では、角地の住宅にスポットを当てたオープン外構の目隠しアイデアを紹介していきます。
角地(かどち) 〜 2方向の道路に接した角の土地を指す。
角地のオープン外構よくある悩み
ここでは角地でよくある悩みやデメリットを掘り下げていきます。
実際に住んでから後悔ということにならないよう、まずはデメリットを理解しておくことが大切です。
道路からの視線が気になる
角地に限らず、オープン外構について回る悩みの1つが外からの視線です。
周囲の建物との隣接面が少なく、二面以上が道路に面する角地であれば、より多くの視線に晒されることになります。
そのため、通常の住宅よりもより入念に目隠しの対策が必要になります。
ショートカットなどで敷地に侵入されてしまう
角地ならではの悩みが、通行人がショートカットなどで敷地内に侵入し、通り抜けていく可能性があること。
住んでいる身としては通り抜けられるのはいい気持ちがしませんし、防犯の観点からも無防備なため不安を覚えるでしょう。
改善するためには、やはり目隠しや侵入防止の対策をする必要があります。
【 4選 】おすすめの角地目隠し対策
ここでは、角地におすすめな目隠しや侵入防止の対策を紹介してきます。
- フェンスを設置
- 植栽、プランターを配置
- ポールチェーンを設置
- 角地を入口にする
フェンスを設置
外からの視線をしっかりとブロックし、侵入防止の遮蔽物として有効なのがフェンスです。
アルミや木材、竹材などの種類も豊富なため、住宅の外観に合われば、統一感のある完成度の高い外構を作り上げることができます。
曖昧になりがちな道路と敷地の境界線をしっかりと区切り、侵入を防ぐ明確な意思表示にもなるため非常に効果的です。
ただしオープン外構にしたい場合、やりすぎてしまうと閉塞感が強くなってしまいます。
開放感を維持しながらフェンスを設置するには、設置場所や数に注意をする必要があります。
敷地や玄関の位置などに応じて適切なポイントへの設置をしてください。
開放感を残したままフェンスを設置するのであればメッシュフェンスがおすすめです。
植栽、プランターを配置
オープン外構にこだわり、なるべくフェンスなどの設置を避けたい場合は植物を活用するのがおすすめです。
角地の敷地の一部分を植栽スペースとし、可能性がある通り抜けの動線を塞ぐことができます。
また、背の高いシンボルツリーなどを植えてしまえば視線を遮ることも可能です。
格子状のラティスにつた状の植物を絡ませることで、フェンスっぽく見せない自然なカタチで視線を遮るアイデアもおすすめです。
外構に植物を配置することでよりおしゃれに見せることができますが、水やりなど植物の世話をする手間がかかる点は当然ながら注意が必要です。
ポールチェーンを設置
道路と敷地の境界線を明確にするのであればポールチェーンの設置も有効です。
ポールチェーンには簡単に設置可能な置き型と、地面に固定してしまう埋め込み型があります。
車の出し入れなどがある場合は、置き型や上下に取り出し可能なタイプなどの使い勝手がいいでしょう。
ポールチェーンは圧迫感を出さずオープン外構の良さを保ったまま、侵入を防ぐことができます。
しかし道路からの視線を遮る目隠しとしての機能は高くありませんので、目隠しがほしいと考える場合はよく気を付けて採用してください。
角地を入口にする
これから住宅を建てるのであれば、間取りそのものに工夫を凝らすのも選択肢の1つです。
通り抜けされがちなコーナー部分を玄関、または玄関アプローチにしてしまうことで、通行人に通り抜けしづらい心理が生まれます。
余分にフェンスや門扉などを取り付ける必要もないためコストを抑え、オープン外構の外観を十分に保つことが可能です。
まとめ
角地は人気が高い立地ですが、プライバシーの観点からのデメリットもあります。
しかし外構を工夫することでプライバシーや防犯上の不安を取り除き、快適な住宅環境を整えることができます。
本記事を参考に、納得のいく素敵な外構づくりを目指してください。