【 意外な落とし穴 】外構工事で失敗しがちな事例3選!
外構工事の中には「 やらなきゃよかった 」と後悔する工事もあります。
外構工事で損をしないために、失敗事例を事前に把握しておきましょう。
本記事では外構工事で失敗しやすい事例を3つ紹介します。
初めて外構工事をプロに依頼する方は、どのような失敗事例があるかを本記事で確認しておきましょう。
失敗しやすい事例① 土間コンクリート
駐車場の床材の選択肢として、土間コンクリートを導入する事例が多くあります。
土間コンクリートは、手入れが楽でコケ対策や雑草対策に期待できます。
設置する際は、ひび割れを防ぐためのコンクリートの繋ぎ目「 目地 」に注目をしてください。
目地の入れ方を誤ってしまうと、見栄えだけでなく、機能性が悪い土間コンクリートになってしまう恐れがあります。
不要な目地を入れない
飾りつけを目的として不規則な配置にすると、ひび割れが発生してしまう可能性があります。
ひび割れを防ぐために十文字で入れてしまうと、チープな仕上がりになってしまいます。
土間コンクリートは、あくまで駐車スペースに必要なものです。
デザイン重視で土間コンクリートを検討するのではなく、車の駐車スペースに合わせて最適なものを設置しましょう。
失敗しやすい事例② 太陽光パネルをカーポートに設置する
カーポートの上に太陽光パネルを設置しようと検討している方は注意が必要です。
カーポート上の太陽光パネルは、設置後に期待された効果を発揮しない可能性があります。
設置をすることで、発電量を補うことも可能ですが、太陽光パネルのデメリットも理解しておきましょう。
売電単価が減少している
電気を売却しようと検討している方は、注意が必要です。
2023年現在の売電単価は10円/kWhで、2019年24円/kWhと比較すると14円も減少しています。
2台用のカーポートでも4kWhが限界のため、年間収入に換算しても数万円程度しか売れません。
さらに、パネルに対し10%影ができてしまうと、発電量も半分以下になります。
晴れの日が続かない地域では、設置時期に想定していた発電量が得られないことも知識として知っておきましょう。
設置費用が高い
太陽光パネルは設置費用が高く、2台停車できるカーポートの上に設置すると、200万円前後の費用がかかります。
200万円あればウッドデッキ、人工芝の施設、ペット用の水洗い場など、様々な設備を導入できるでしょう。
他の設備を節約してまで太陽光パネルを設置した方が良いのか?を検討しておくことをおすすめします。
失敗しやすい事例③ シンボルツリー
庭を象徴する装飾として、シンボルツリーを外構業者から勧められることもあります。
庭がおしゃれになる反面、注意点を理解しておかないと、設置後に後悔してしまうかもしれません。
シンボルツリーは成長が早い
シンボルツリーの多くは、数年で家の高さ以上に成長します。
シンボルツリーの代表格でもある「 シマトネリコ 」を導入する際は注意が必要です。
シマトネリコは、常緑種で見た目が綺麗で、耐久性もあります。
外構で設置する際は、2mの苗木を植えるため、完成時は庭を美しくコーディネートできます。
しかし、成長スピードが早く15メートルほど成長します。
毎年きちんと剪定をしなければ、家の高さ以上に成長してしまうので注意が必要です。
失敗しないために必要なこと
外構工事の失敗しないために必要なことは、「 完成形 」を追い求めないことです。
例えば、犬を飼うことを想定していない方が、何年後かに犬を飼い始めると、外構に対する不満が生じます。
外構を完璧な状態にするために何が必要かを追求するのではなく、余白をあえて残し、家と共に改良されていく外構をイメージしましょう。
失敗を回避するために大切なことは、外構に関する知識を持つことです。
初心者でも理解できる情報を収集することで、エクステリアに対する知識が身につき、満足度の高い外構工事を実現できるでしょう。