玄関階段の費用相場はいくら?知っておきたい4つのオプション
家と道路や駐車スペースの高低差がわずかな場合、玄関階段が本当に必要なのか?
そんな疑問を抱いている方もいるかもしれません。
数段の階段にはあまり意義を感じないかもしれませんが、家族の安全性を考えると、その設置は価値あるものとなります。
本記事では、玄関階段をさらに便利にするオプションを解説します。
玄関階段のメリット

ストレスのない快適な暮らしを実現
階段が1~2段程度の家であれば、コンクリートでスロープを設けて対応できるかもしれないと思うかもしれません。
しかし、急勾配のスロープは歩きにくく、転倒のリスクを増大させます。
特に雨や雪の日には滑りやすくなり、ケガの可能性も上がります。
その点、階段ならばしっかりと足を踏み込むことができ、家族にとって安全です。
外装の高級感・おしゃれ感を演出
玄関階段の素材選びには、コンクリートだけでなくタイルもオプションとして考えられます。
それによって外観のスタイリッシュな雰囲気を演出することができます。
特に、階段部分とエントランス部分を同じ素材で揃えると、全体の統一感が出て見栄えが良くなります。
玄関階段の手すりには多くのおしゃれなデザインがありますので、家族の安全を確保しつつ、同時に外観デザインも高めることができます。
玄関階段の設置費用はいくら?(目安)

玄関階段のコストは、その長さ、選択する素材、デザインによって変動します。
玄関アプローチに階段を設置する場合、1㎡当たり約3万から5万円が一般的な費用となります。
長さを基にして概算の費用を予想すると以下のようになります。
費用を抑えたい場合は、なるべくシンプルなデザインを選ぶことが有効な方法となります。
玄関階段の長さが1m
3~5万円(※横幅)
玄関階段の長さが2m
6~10万円(※横幅)
玄関階段の長さが3m
9~15万円(※横幅)
玄関階段のオプション4選
玄関階段には、家族が安心・安全に暮らすためのオプションがあります。
オプションによっては、アプローチ(自宅の門~玄関)完成後だと追加費用が発生するケースもあります。
あなたの家族構成や将来を見据え、最適なオプションを検討しましょう。
オプション1 – スロープ
「 この家にずっと住みたい 」「 将来的にはベビーカーを使う可能性がある 」と考えている方は、スロープを予め設けることをおすすめします。
車いすを使用する必要が出てきたり、家族が増えたりした場合、玄関階段の隣にスロープがあると非常に便利です。
ただし、角度が急すぎるスロープは危険です。
玄関付近に自転車の置き場を確保したい場合、車輪の幅に合わせた狭いスロープを設けることも良い選択となります。
オプション2 – 手すり
たとえ玄関階段が2~3段と短い場合でも、手すりを設置することで安心感が増します。
健康な人にとっては少ない段数でも、ケガを負っている人や高齢者にとっては、手すりのない上り下りは大きな負担となります。
特定のデザインのアプローチでは、手すりが小さな子どもの転落を防止する役割も果たします。
手すりには多様なおしゃれなデザインがあり、利便性だけでなく外観デザインにもアクセントを加えることができます。
オプション3 – 屋根
滑り止め効果のある素材を用いても、雨の日の階段は滑りやすくなり、危険な状況を招きます。
そこで、玄関階段部分に屋根を設ける外装デザインがおすすめです。
屋根があれば玄関階段が雨に濡れるのを防ぎ、転倒リスクは雨ざらしの状態よりも低減します。
例えば、カーポートの屋根を延長し、玄関階段付近まで覆えば、雨に濡れずに車から家に移動することが可能となります。
オプション4 – 照明
夜間の階段は足元が見えにくくなるため、転倒や踏み外しのリスクが増します。
家族が安全に玄関階段を利用できるよう、階段の短さにかかわらず照明の設置を推奨します。
玄関階段部分には埋め込み式の照明があるほか、後から取り付け可能なポールライトなど、様々なタイプの照明が存在します。
防犯目的にも利用できるセンサーライト式の照明も存在するので、各々の目的に応じて選択することを考慮してみてください。
まとめ
アプローチ部分は整地や家のかたち、家族構成によっても変えていく必要があります。
必要に応じてスロープや屋根、照明を設置した方がより快適な生活を送れます。
毎日使う場所だからこそ、家族全員にとって安心・安全なアプローチづくりを心がけましょう。
