外構のNGポイント5選をプロが解説!【 知らないと後悔 】
本記事では、映えない外構に見えてしまう原因について解説します。
これから外構づくりの計画を立てるけでど、ビミョーな感じになったらどうしよう、せっかくなら「 映える 」外構を作りたい、という方は、ぜひ参考にしてみてください。
外構がパッとしない原因は?
外構がパッとしない場合は、NGな選択をしてしまっていることが多いです。
ポイントは主に、
- 配色の統一感
- ファサード空間の奥行き
- フェンスの高さ
- ガレージの位置
- 植栽の過多
の5つです。
以下に、外構づくりで避けておきたいNGポイントについてまとめていきます。
NGポイント1:配色に統一感がない
外構アイテム(カーポート、フェンス、ウッドデッキ、テラス屋根、物置など)には、当然ながら、1つ1つに色が存在します。
この色に統一性がないと、バラバラな印象を受けて、どうしてもパッとしない外構になってしまいます。
例えば、もともとあったタイルデッキがブラウン系の場合、枕木や目隠しフェンスも同じくブラウン系に合わせると、親和性の高い印象になります。
しかし、自分好みで枕木をダーク系にして目隠しフェンスをホワイト系にすると、それぞれが素敵なアイテムであっても、統一感のない印象となってしまいます。
対策法としては、初めに外構全体のメインカラー(濃いブラウンの木目調など)を決めておくと良いでしょう。
ただし、単色一辺倒になってしまうとメリハリがなく、全体的にドンよりとした雰囲気になってしまうので注意が必要です。
統一感を出しつつ、アクセントのカラーを入れるのがポイントですね。
NGポイント2:ファサード空間の奥行きが狭い
ファサード空間(建物正面側のスペース)の奥行きのスペースが、あまりに狭いと印象的な外構は作りにくいです。
なぜなら、外構デザインの印象を大きく左右するのは、玄関まで伸びるアプローチ空間が要(かなめ)だからです。
「 ファサードが狭い=アプローチも短い 」
土地や建物の都合で止むを得ない場合、アプローチを直線に作らず、あえて回り道をさせるルートにしたり、曲線のデザインで奥行き空間を広く見せる、などの工夫をすると良いでしょう。
計画を立てる段階で、ファサード空間が狭そうだと感じた時は、事前に外構業者と相談しておくと良いですね。
NGポイント3:フェンスの高さが中途半端
外構の必須アイテムとも言えるフェンスですが、高さの設定を誤るとパッとしない外構になります。
一般的なフェンスの高さは、最小が60センチで、そこから20センチずつ高くできるようになっていて、ブロック上に設置できるフェンスの最大の高さは120センチとされています。(例外もあります)
そこで高さをどのように選ぶかですが、高いか低いかをハッキリさせると良いでしょう。
例えば、お隣さんとの境界フェンスだと、
- 隣地境界を明確にする
- 気軽にまたいで入れないようにする
という目的なので、60 〜 80センチで充分ですね。
ここで100センチ以上のフェンスを設置するのは、無駄なコストになります。
目隠し目的に設置する場合は、180センチ以上、そうでない場合は、最低限の低さというように、メリハリをつけるのが大事です。
NGポイント4:ガレージをファサード空間に設置している
愛車を守るためにガレージを設置している方は、意外と多いです。
ファサード空間に駐車場がある場合は、慎重な判断が必要となります。
何故ならガレージを設置することで、住宅の外観が見えなくなる可能性があるためです。
また、金属製のイメージが強く、住宅デザインとマッチしないというデメリットもあるので、駐車場と住宅の位置が重なっている場合は、どのほど外観が損なわれるのかを事前に確認しておくと良いでしょう。
NGポイント5:植栽を植えすぎる
外構づくりで悩ましいのは、どの程度まで植栽を植えるのかという問題です。
とにかくナチュラルな外観にしたいと、至るところに植栽を植えてしまうケースがありますが、植栽というのは、どんどん成長していきます。
筆者の職場の植栽も、長年ほったらかしにしていたため、先日、業者に剪定をお願いしましたが、時間も費用も馬鹿になりませんでした。
植栽の種類によっても、剪定の時期や頻度、方法が異なります。
ですので、種々多様な植栽を植えてしまうと、綺麗な状態で保つことが難しくなってきます。
定期的なメンテナンスを怠ってしまうと、植栽によって外構が埋れてしまうこともあります。
それらのポイントをしっかり知った上で、お手入れをできるかどうか、事前に考えておきましょう。
まとめ
本記事では、映えない外構の原因について解説しました。
前述の、NGポイントを事前に押さえておくと、外構が「 映える 」こと間違いなしです。
ぜひ参考にしてくださいね。