犬走りに砂利を敷くメリットと砂利の選び方を解説!
あなたは「 犬走り 」という言葉を耳にしたことがありますか?
犬走りは家の周辺に設置する細い道のことで、家の設備である外構の一種です。
土が見えた状態は管理に手間がかかるため、砂利で覆うように施工する方が多くいます。
本記事では、犬走り砂利の基本的な砂利選びや必要量の計算方法、砂利を設置する方法をわかりやすく解説します。
犬走りに砂利を敷く
犬走り砂利とはその名のとおり、犬走りに敷く砂利のことです。
おしゃれな見栄えでありながら、防犯対策や雨による泥はね、雑草防止や害虫を寄せにくくするなど多くのメリットがあります。
施工が比較的簡単であるため、DIYしやすく費用を安く抑えられます。
犬走り砂利として使われる砂利の種類は、豊富です。
小さめの砂利であるバラス(砕石)や、白い化粧砂利のライムストーンは、比較的安価な部類で人気があります。
他には高級感と落ち着きを感じさせるキャラメルストーン、丸みを帯びていて明るい雰囲気を演出できる白玉など、砂利によって特徴が異なります。
犬走り(砂利の選び方)
ここでは、犬走りに適した砂利の厚みや、選び方について解説していきます。
砂利の大きさと厚さ
砂利の石1つの大きさは、2.5㎜〜80㎜ほどで、種類により様々です。
犬走りには防犯対策や歩きやすさを考えて、小さめの石を選びましょう。
厚みは一般的に3cm〜5cmが適切です。
あまりに厚く砂利を敷くと歩きにくくなるため、人や自転車が通れる幅であれば、砂利を5cm以内にするのが妥当です。
砂利タイプ(おすすめ)
犬走りに使う砂利には、明確な決まりはありません。
一般的には、どんな家の外観でも馴染む「 玉砂利 」や、小さくて安価な「 バラス(砕石)」は人気があります。
こだわりがなければ、予算や家の雰囲気に合わせて、どちらかを選ぶのがオススメです。
犬走り(砂利の設置方法)
ここでは犬走り砂利の設置する際に、どれくらい砂利が必要なのか、計算方法と実際に敷く際の手順を簡単に解説します。
砂利の量の計算方法
砂利の量は、「 犬走りの面積×1㎡あたりに必要な量(60㎏〜80㎏)」の計算式に当てはめれば割り出せます。
犬走り砂利の厚みや、使用する砂利の種類によって多少の違いはあるものの、1㎡に対して60~80Kgの砂利が必要とされています。
砂利が少ないと厚みが足りず、地面が見えてしまう可能性があるため、多めに80㎏ほどを準備しておくのが得策です。
犬走りの面積が10㎡だった場合は「 10㎡(面積)×80kg=800kg 」となり、800kgの砂利の準備が必要となります。
砂利を敷く手順
犬走りに砂利を敷く際は、以下のように進めていきましょう。
- 雑草を処理し、地面を整える
- 雑草防止のシートを敷く
- 砂利を敷き詰める
雑草処理と整地
まずは、犬走りの地面を整えます。
雑草が生えているのであれば、砂利の隙間から生えてこないように、根から除草しておきましょう。
砂利を敷く厚みの分だけ均等に地面を掘り、できるだけ平らに整えます。
雑草防止のシートを敷く
整地が完了したら雑草防止のシートを敷きます。
雑草を防ぐことで除草の手間を省き、キレイな見栄えを維持できます。
隙間やズレがないよう、犬走りの広さに合わせて採寸し、シートをピンでしっかりと固定しましょう。
砂利を敷き詰める
最後に砂利を均一になるよう敷き詰めれば完成です。
砂利の大きさによっては、薄く敷く雑草防止シートや地面が見えて見栄えが悪く、砂利を厚くしすぎると歩きにくくなります。
使用する砂利の大きさに合わせた適切な量を、バランスよく敷き詰めるのが望ましいです。
犬走り(砂利のメリット&デメリット)
犬走り砂利には、防犯対策や雑草対策以外に、害虫や汚れの元となる水たまりを防げるメリットがあります。
コンクリートとは違い水はけがよく、雨が地面に浸透するため水たまりができません。
犬走りをコンクリートにする場合でも、目地を砂利にすれば水はけも良くなり、デザイン性も高められます。
反対に足元が不安定になるため、歩きにくいのがデメリットです。
気になる場合は接着剤としてモルタルを使い、砂利を簡易的に固定させる方法があります。
ただし、モルタルを準備するのは重労働で難易度が高いため、砂利を固定させたい場合はプロの外構業者に相談しましょう。
まとめ
この記事では、犬走り砂利の選び方や設置方法、メリットやデメリットについて解説しました。
犬走りに砂利を敷くことで外構のデザイン性を高め、水たまり対策や防犯にも役立ちます。
使用する砂利にはそれぞれ特徴があり、価格や大きさは千差万別です。
メリットやデメリットなどを理解し、予算や好みに応じて砂利を選んでみてください。