【 知らないとヤバい 】外構ローンの基本知識をプロが解説
家の外観を整えるための外構工事を業者に依頼する場合、相応の費用をかけることになります。
一括で支払うことも可能かもしれませんが、金額によってはローンを組むことも検討するべきです。
本記事では、外構工事の費用をローンで支払う際、必ず知っておくべき基本知識を解説します。
外構工事とその費用を知る
家の外構工事は、美しい庭や駐車場、エクステリアなど、家の外側を整えるための工事を指します。
しかし、外構工事には様々な費用がかかるため、後悔しないためには計画的に進めることが重要です。
外構工事の費用には何が含まれる?
外構工事の費用には、材料費や人件費が含まれます。
具体的には、庭木や樹木の植栽費用、アプローチやフェンスの設置費用、舗装やコンクリート工事の費用など。
見積りの際、具体的な内容や金額の内訳を担当者に確認しておきましょう。
外構工事費用の相場と目安は?
外構工事の費用は工事内容や地域によって異なりますが、平均的な相場としては数十万円〜数百万円になることが一般的です。
庭の広さや設備の充実度によっても、工事費用の価格は変動します。
たとえば、門周辺の外構工事であれば15万円~30万円ほどが相場となり、塀囲いの工事であれば50万円~100万円ほどになるでしょう。
住宅ローンで外構費用をカバーする方法
外構工事の費用は一度にまとまった金額になることが多いため、住宅ローンを利用することで手軽に費用をカバーすることができます。
ローンはいわば借金の一種なので、後々にトラブルにならないようにするためには、住宅ローンの特徴やメリット・デメリットについて理解することが大切です。
住宅ローンの特徴 & メリット・デメリット
住宅ローンは、基本的に長期間にわたって返済できるため、外構工事のような大きな費用にも対応しやすい利点があります。
ただし、返済中の金利の上昇や返済期間の延長による総返済額の増加など、返済の負担が上昇する可能性があることには注意が必要です。
住宅ローンに外構費用を含める方法と注意点
住宅ローンに外構費用を含める場合、工事の見積もりを正確に行い、余裕をもった金額を設定することが重要です。
また、住宅ローンの返済計画に外構工事費用を組み込む際には、ご自身やご家族の返済能力をしっかりと考慮しましょう。
外構工事のリフォームローン活用法
既に住宅ローンを組んでいる場合や、外構リフォームのみを行う場合には、「 リフォームローン 」を活用することもおすすめです。
そこで、リフォームローンの特徴やメリット・デメリットについても知っておきましょう。
リフォームローンの特徴 & メリット・デメリット
リフォームローンは、一般的な住宅ローンとは異なり、リフォーム専用のローンです。
一般的なキャッシング・ローンよりも金利が低く設定されていることが多く、利用のための手続きも比較的簡単なのですが、借入限度額や返済期間に制約がある場合があります。
住宅ローンよりも借入額が少ないため審査が比較的緩めであったり、すでに住宅ローンを利用している場合にも併用できる(住宅ローンの返済に問題がないことが条件)といった点もメリットです。
ただし、一般的な住宅ローンよりも設定金利が高めな場合が多いので、利用できるのであれば、住宅ローンを利用したほうが返済の負担は抑えられるでしょう。
リフォームローンで外構工事費用を補う方法と注意点
リフォームローンを活用して外構工事費用を賄うには、リフォームローンの申請手続きを行う必要があります。
また、リフォームローンの金利や返済期間をよく理解し、計画的に返済できるよう心掛けましょう。
先ほど「 審査基準が緩めである 」という話をしていますが、あくまでも審査は金融機関においてきちんと実施され、とくに重視されるのは「 返済能力 」に関する内容です。
収入はもちろんですが、借入時と完済時の年齢や、借入時の健康状態なども重要視されます。
また、他のローンなどの借入残高もチェックされますので、審査に通りやすくするためには他社のローンを先に完済しておくなどの対応も必要です。
エクステリアローン・ガーデンローン
住宅のリフォームに利用できるローンの中には、外構工事に特化した「 エクステリアローン 」や「 ガーデンローン 」も存在します(名称は金融機関によってさまざま)
これらのローンを利用することで、外構工事に最適な資金計画を立てることができるでしょう。
エクステリアローン・ガーデンローンの特徴 & メリット・デメリット
エクステリアローン・ガーデンローンは、これらに特化した専用のローン商品であり、外構工事に特化した金利や返済条件が設定されています。
利用の際には、それぞれの特徴や制約を把握しておきましょう。
何かに特化したローン商品は、手続きが簡易的であったり金利が低く設定されている、審査基準がほかのローン商品よりも緩めに設定されているなどのメリットがあります。
一方で、設定されている目的にしかお金を使えなかったり、金融機関によって細かい条件が異なるなど、注意が必要な部分も少なくありません。
これらのローンを利用する場合、利用条件や金利などの情報をしっかりと集めておき、どの金融機関のローンが経済的なメリットが大きくなるかを調べて利用することが重要です。
ガーデンローンの対象工事とその活用方法
ガーデンローンは、主に庭やガーデンのリフォーム・新設に特化したローンです。
庭の改修や憧れのガーデンづくりを、資金面でサポートしてくれる便利なローン商品と言えます。逆に言えば、それ以外の目的には利用できないローン商品でもあるというデメリットもあるのです。
これらの特化型ローン商品を利用したい場合、支出の目的となる対象がそのローン商品の利用条件にマッチしているかどうかを把握したうえで、どのローンを利用するのかを選定する必要があります。