外構に高級感を持たせる秘訣5選をプロが解説!
本記事では、外構に高級感を持たせる秘訣について解説します。
外構作りにおいて、誰もが憧れ、目指す雰囲気、それが高級感です。
高級感のあるデザインには憧れるけれど、何をどう工夫すれば良いか分からないという方は、参考にしてみて下さい。
① 外構に高級感を演出する基本知識が分かる。
② 外構における高級感の大事な考え方が分かる。
外構に高級感を持たせる秘訣5選
外構に高級感を持たせる秘訣は、
- 門柱を石貼り仕上げにする
- 門柱を2つ並べる
- 門柱の横幅を広く取る
- ガビオンの採用
- フロートステップの採用
の5つです。
以下に、それぞれを解説します。
秘訣1:門柱を石貼り仕上げに(ウォールストーン)
1つ目は、門柱を石貼り仕上げにすることです。
造作門柱のデザインをどうするか、ということも大事ですが、仕上げもかなり重要です。
塗装にするか、ボードを貼るか、タイルを貼るか、などの選択肢はたくさんあります。
その中でも高級感が出やすいのが「 ウォールストーン 」と呼ばれる壁貼り用の石材を使うパターンです。
石材というのは、その質感が他の仕上げ方とは大きく異なるため、圧倒的な重厚感が出るのです。
また、この時、天端(てんば=部材の頂部)の笠木(かさぎ=塀や手すりなどの最上部に施工する仕上げ材)についても、細長い平板を採用すると、より統一感が出て、高級感も高まるでしょう。
ウォールストーンは、サイズや色味も豊富なので、ぜひ好みにあったものを探してみてください。
秘訣2:造作門柱を2つ並べる
2つ目は、造作門柱を2つ並べるということです。
造作門柱とは、ブロックを積んで自由に形作る門柱を言います。
表札やポストインターホンなどを、一箇所にまとめて設置する門柱などがあります。
あえて、この門柱を前側と後ろ側で、二つに分けて設置してみましょう。
ほとんどのアイテムを片方に集約することで、もう片方が飾り付けという扱いになり、門柱の無駄使いを際立たせます。
この、無駄、すなわち「 遊び 」こそが高級感を一気に高めてくれるのです。
また、門柱それぞれの高さや横幅を変えると、より存在感が高まりますよ。
秘訣3:門柱の横幅を広く取る
3つ目は、門柱の横幅を広く取ることです。
一般的な造作門柱の横幅サイズは、おおよそ1.2~1.6メートルが相場です。
ファサードエリアに、もし余裕があれば、この門柱の横幅サイズを思い切って、2メートル以上にしてみましょう。
そうすることで、無駄に横長な門柱が完成します。
表札やポスト、インターホンといった必要なアイテムは変わらないので、門柱の大部分が無駄に余るようなデザインとなります。
前述した通り、この無駄(遊び)こそが、ノーマル門柱から、一気に高級感の漂う門柱へとグレードアップさせる秘訣です。
ちょっとした工夫で、印象を大きく変えることができるのがポイントですね。
秘訣4:ガビオンの採用
4つ目は、通称ガビオン(メーカーによって呼び名は異なります)の採用です。
このアイテムは、簡単に言うと、金属の檻のようなものに大きめの栗石を詰めたものです。
この異質なデザインが、一般的な外構の雰囲気を特別なものに変身させてくれます。
これもまた、「 無駄 」な存在であるからこそ、あえて設置することに意味があり、高級感が生み出されるのです。
外構デザインにインパクトが欲しい、という方は参考にしてみて下さいね。
秘訣5:フロートステップの採用
5つ目は、フロートステップの採用です。
駐車場とお庭の境界などに、ちょっとしたステップを使用するケースは多いと思われます。
この時、ノーマルステップを作るのも良いですが、段と段の間に少しの隙間を作ることで、浮遊感を出してあげるのがオススメです。
遊び心のある見た目は、印象に残りやすいので、外構自体の存在感が高まるでしょう。
まとめ
本記事では、高級感あふれる外構に仕上げる秘訣を紹介しました。
外構に高級感を持たせるキーワードは、「 無駄(遊び)」というものでした。
遊び心で余裕を持って、ちょっとした工夫をすることが、ポイントでしたね。
創意工夫で、楽しんでみて下さい。