外構工事で欠かせないモルタルとコンクリートの違いを解説
意外と知られていないモルタルとコンクリートの違い。
どちらも、外構工事で欠かせません。
新築外構やリフォームを考えている方にとって、実は、検討段階で知っておくべき外構知識がいくつか存在します。
事前知識があれば、外構業者の選定、選定後のコミュニケーションがスムーズになります。
本記事では、モルタルとコンクリートの違いを中心に、シンプルで分かりやすく解説します。
ぜひ参考にしてください。
モルタルとコンクリート
一般的に、モルタルの価格はコンクリートよりも低いため、小規模な工事に適しています。
コンクリートは、大規模な工事に適しています。
抑えておきたい最低限の外構知識は、以下です。
成分の違い
モルタル 〜 砂、セメント、水が主成分。砂はモルタルの粘着性を高め、セメントはモルタルを固化させ、水はモルタルの流動性を維持する役割があります。
コンクリート 〜 セメント、砂、水、砂利が主成分。砂利はコンクリートの強度を高め、骨材としての役割があります。
用途の違い
モルタルは、壁材(石やレンガなど)を接着するために使用されます。モルタルは水和反応で固まる性質があるため、水や湿気に弱く、外壁材には向いていません。
コンクリート 〜 建物の構造部分(柱や梁、床など)に使用され、壁や地面に傾斜面を作るためにも使用されることが多いです。コンクリートも水和反応により固化する性質があるため、構造材として適しています。建築物の安定性を確保するのに役立ちます。
強度の違い
モルタル 〜 強度は弱いけれど、柔軟性があります。
コンクリート 〜 元々の頑丈性に加え、砂利を混ぜることで、より強度が増します。
施工方法の違い
モルタル 〜 手作業で調合され、壁材に塗布されるのが一般的です。
コンクリート 〜 現場で混合され、型枠に流し込むのが一般的です。コンクリート施工は、専門知識と技術が必要です。
価格の違い
モルタル 〜 1kgあたり50円〜100円程度。セメント、砂、水から構成されているため、砂やセメントの価格に影響されます。
コンクリート 〜 1立方メートルあたり15,000円〜25,000円程度。砕石の割合や強度、使用量、配送費用、地域などによって価格が変動します。
番外編(ラスモルタル)
ラスモルタル 〜 ラス網と呼ばれる金網を下地に使われ、その上にモルタルを塗って仕上げた施工方法。主に外壁に使われます。どんな色にでも塗装できるのがメリット。
耐候性(たいこうせい)が弱く、クラック(ひび割れ)が起きやすい点がデメリット。
耐候性(たいこうせい)〜 日光や雨などの天候がもたらす要因に対する耐久性を指す。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
意外と知らないモルタルとコンクリートの違いを解説しました。
新築外構を検討している方、外構リフォームを検討している方、検討フェーズは人それぞれですが、
外構が知識が乏しい状態で、外構業者に依頼するのだけは避けましょう。
あなたと相性の良い、信頼できる業者選びが大切です。