屋外コンセントのおすすめ設置場所はどこ?【 見落としがち 】

  • URLをコピーしました!

新築の戸建てを計画する際、家の内装だけでなく外構の計画も重要です。

内装と外構をうまく組み合わせることで、住み心地の良い家が実現します。

外構設備の計画で特に注意したいのが、屋外コンセントです。

多くの人が見落としがちですが、屋外コンセントは非常に便利です。

屋外コンセントの設置場所を事前に検討することで、庭やベランダでの活動が格段に便利になります。

本記事では、屋外コンセントを設置する際のポイントを詳しく解説します。

目次

屋外コンセントの重要性

外構プランの初期段階から設置場所を検討する

新築の戸建てを計画する際、屋外コンセントを同時に検討する必要があるのはなぜなのか?

主な理由は、他の外構設備に比べ、後から設置するのが難しいからです。

屋外コンセントは、屋内のコンセントと同じように、家の配電盤に接続して設計されます。

このため、建物が完成してから追加すると、配電盤の配置や容量の関係で、希望する場所に設置できない可能性があります。

そのため、屋内のコンセントと同じように、屋外のコンセントもどこに設置するかを初期段階でしっかりと検討しておくことが大切です。

余裕があればデザインも検討する

屋外コンセントを設置する際は、デザインも考慮することをおすすめします。

デザインを無視して設置すると、家の外観に影響し、見た目が損なわれる可能性があります。

特に、スマートコンセントのような見た目を重視した製品を選ぶと良いでしょう。

スマートコンセントは、外観だけでなく防水性も優れており、屋外使用に適しています。

コスト面では、1箇所あたり約2000円 〜 3000円で設置可能です。

これにより、デザイン性と機能性を兼ね備えた屋外コンセントを手頃な価格で実現できます。

屋外コンセントを設置すべき場所

屋外コンセントの重要性を理解したものの、どこに設置すべきか分からない方もいるでしょう。

設置場所で悩んでいる方のために、おすすめの設置場所を紹介します。

玄関ポーチ

玄関前に屋外コンセントを設置すると、清掃作業が楽になるだけでなく、電源を必要とする外構設備の設置も可能になります。

特にセンサー照明や常設照明などの照明器具の設置を考えている場合、屋外コンセントがあると便利です。

ただし、照明の設置前には、玄関前に街灯があるかどうかを確認しておきましょう。

街灯が近くにあり、十分な明るさがある場合は、追加の照明が不要な場合もあるからです。

設置場所については、必ずしも正面である必要はありません。

玄関ポーチのデザインや外観を考慮し、最適な場所を選ぶと良いでしょう。

勝手口

勝手口周辺に防犯カメラ、センサーライト、生ゴミ処理機などの設置を検討している方は、屋外電源の設置を選択肢に入れておきましょう。

多くの家では、勝手口近くに既に屋外コンセントが設置されていますが、これは主に給湯器用です。

防犯カメラや他の設備を設置するためには、給湯器用のコンセントとは別に、追加の屋外コンセントが必要になることが多いです。

そのため、外構プランを立てる段階で必要な設備が決まっている場合は、別途、屋外コンセントを設置することをおすすめします。

メインガーデン

メインガーデンには、様々な用途に対応するため、少なくとも2箇所の屋外コンセントを設置することをおすすめします。

ガーデニング作業では、剪定や高圧洗浄機の使用など、電源を必要とする機器が多くあります。

また、屋外でのBBQ時には、ホットプレートやポットなどの電気製品が役立ちます。

これらを使うと、火を使わずに安全に楽しむことができ、特にお子さんがいる家庭には安心です。

さらに、電動のカーゲートやシャッターを設置する場合も、屋外コンセントが必要になることがあります。

そのため、お庭の利用頻度や目的に合わせて、屋外コンセントの設置を検討することが重要です。

EV用のコンセントで注意すべきこと

EV(電気自動車)をお持ちの方で、充電設備の設置を検討している場合は、EV専用の充電ポールを新たに設置するか、既存の屋外コンセントを利用するかを考えましょう。

EV専用の充電ポールは、高い電力要求に対応し、車の充電に特化しています。

一方、既存の屋外コンセントを利用する場合は、その電力容量や充電時間などを確認しておくことが重要です。

自宅でのEV車の充電設備を設計する際は、車の充電ニーズと家の電力環境を総合的に考慮しましょう。

充電できる距離が限られる

電気自動車(EV)は、通常の100Vの屋外コンセントでも充電できますが、充電速度は遅く、一晩かけても限られた距離分の充電しかできません。

長距離を予定している場合は、速い充電が可能な専用のEVコンセントの設置がおすすめ。

ただし、専用のEVポートを設置するには、家の配電盤の構成を変更する必要があるため、後からの設置は困難です。

設置可能であっても、配線の変更が必要となるため、費用も高くなりがちです。

そのため、新築の戸建てを検討する際には、専用のEVポールの導入を事前に検討しておくことが重要です。

まとめ

屋外コンセントの設置ポイントについて、簡単にまとめました。

外構設備の中では優先順位が高くないかもしれませんが、設置場所と使用目的を事前にしっかりと決めておくことで、後で後悔することなく快適な外構が実現できます。

本記事が、外構作りを計画する際の有用な参考情報となり、後悔のない屋外空間の創造に役立てば幸いです。

SNSでシェア
  • URLをコピーしました!
目次