駐車場の目地は必要なのか?おすすめ素材を解説!

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駐車場を施工する際、多くの場合は目地(めじ)を含めた施工を検討します。

「 目地は本当に必要なのか?」

「 もし必要であれば、空間と調和させておしゃれに仕上げたい!」

そう思う方も多いでしょう。

本記事では、目地の基本知識を解説します。

これから駐車場の施工をお考えの方は、本記事を参考にイメージを膨らませてみましょう。

目次

土間コンクリートに必ずある目地(なぜ必要なのか?)

土間コンクリート工事には、必ずと言っていいほど、目地の施工がメニューに含まれています。

「 これって実際必要なの?」

「 単なる駐車場の目印に過ぎないのでは?」

外構知識がない方は、そう思うのが普通ですよね。

実は、目地には重要な役割があります。

土間コンクリート 〜 駐車場や庭の地面を平面的に打設(舗装)するコンクリート。

目地を入れる理由

一番の目的は、コンクリートの「 ひび割れ 」防止するためです。

コンクリートは固くて壊れにくそうなイメージがありますが、下記の要因でひび割れを起こします。

  • 耐久性 / 水密性 / 気密性などの機能低下(鋼材の腐食)
  • 気温の変化による変形

特に駐車スペースでは、気温の変化による変形がよく見られます。

駐車スペースは、建造物よりも気温変化の影響を受けやすいため、目地を設けることで、表面と内部の温度差による体積変化を吸収しやすくなります。

駐車場の目地(おすすめ素材)

代表的な目地素材を5つご紹介します。

レンガ、ピンコロ

レンガやピンコロを使用することで、ナチュラルでおしゃれな雰囲気を演出できます。

細かい砂利がコンクリート上に散らばることがなく、メンテナンスの手間が省けます。

インターロッキング

インターロッキングは、コンクリートブロックを使用した施工方法です。

着色された定形のブロックを規則的に並べ、隙間に砂を埋め込んでいきます。

コンクリート舗装とは異なり、吸水力が高く雑草が生えにくいため、メンテナンスの手間が省けます。

エキスパンタイ(伸縮目地)

スポンジ部分と曲がりにくい補強されたパーツで構成され、スポンジ部分が、コンクリートの体積変化を吸収する役割を果たします。

人工芝

白いコンクリートの場合、緑が映え、ナチュラルな雰囲気になります。

天然芝と比較すると、日差しが強すぎて枯れてしまう / 雨で土が緩くなってしまう / などの心配がありません。

砂利

砂利のメリットは費用が安く、種類が豊富な点。

色や雰囲気を変えたくなったら、別の砂利への敷き替えなど、自分でカスタムできる汎用性もあります。

ただし、2つのデメリットがあります。

  • 隙間から雑草が生えやすい
  • コンクリートに細かい砂利が散らばる

定期的なメンテナンスは必要です。

駐車場の目地をおしゃれにする方法は?

これまでの内容では以下の点について説明しました。

  • 目地はひび割れ防止のために不可欠
  • 目地の素材

ここまで理解すると、「せっかく目地を入れるのであれば、最適な素材を使っておしゃれにしたい!」と思われる方も多いでしょう。

駐車場の目地をおしゃれにする方法をお伝えしていきます。

統一感を意識する

目地に限らず、デザインに一体感を持たせることでスタイリッシュに仕上がります。

例えば、ホワイト目地の場合は明るくて柔らかな印象があり、濃いグレー目地の場合だとしまってシャープな印象です。

この際に木の温もりを基調としたデザインの建物を合わせると仮定した場合、前者の目地であれば統一感があり、おしゃれな印象になります。

しかし後者に関してはコンセプトがブレてちぐはぐな印象になってしまうでしょう。

このように建物、外構との統一感を出すことでおしゃれな印象を持たせることが可能になります。

目地の仕切り方をおしゃれにする

目地の仕切り方1つでも、おしゃれな印象に変えることができます。

例えばエキスパンタイならば、水平ではなく斜めにしてシャープな印象をさらに際立たせたり、レンガや人工芝であれば、アールに並べて柔らかい印象を持たせたりすることが可能です。

こちらも建物の雰囲気に合わせて、デザインしてみましょう。

雨水桝(うすいます)、排水桝(はいすいます)をズらす

枡の周囲に配管が通るため、その周囲に目地を引くことはできません。

目地を入れたい場所から遠ざけて、あらかじめ枡を移動させることで、目地を入れる位置を工夫できます。

目地は必要?不要?(違いを解説)

駐車場に、目地が必要でないケースもあります。

具体的には、コンクリートスペースの広さによって、目地が必要か不要かが決まります。

目地が必要な駐車場の広さ

「 3~4m、12~15㎡に1本 」目地を入れます。

例えば、車1台分の駐車場は、約16平方メートル(5.5×3m)です。

よって、1台分の駐車場には、1つの目地が必要です。

目地が不要なケース

「 1台分のスペースにつき1つの目地が必要 」ということは、目地が不要なケースはあるのか?

と疑問が浮かぶかもしれません。

実は「 タイヤの部分だけをコンクリートにしている 」ケースでは、目地が不要です。

タイヤ部分だけの場合は、コンクリートの広さが多くても6〜8平方メートル以内であることが一般的なため、目地を打つ必要はありません。

1平方メートル は、 一辺の長さが1メートルの正方形の面積と等しい。

駐車場の目地(おしゃれで安くする方法)

外構業者へ直接依頼する

外構工事業者へ直接依頼することで、おしゃれ&安価に駐車場の目地を仕上げてもらえます。

ハウスメーカーや工務店に依頼する場合、費用は割高です。

なぜなら、駐車場の工事は建物ではなく外構工事のため、ハウスメーカーや工務店も施工は外構業者に外注するからです。

手数料がプラスされて割高になるということですね。

相見積もりを取る

駐車場の工事に限らず、外構工事のデザインとその金額は業者ごとに差があります。

そのため、複数の業者から見積もりを取ることを推奨します。

複数業者から見積もりをとり、相場感を確認し、価格交渉に臨みましょう。

まとめ

「 目地を入れるなら、最適な素材でおしゃれにしたい!」

と考えているのであれば、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 複数の外構業者から見積もりを取る
  • 信頼できる外構業者に相談する

外構業者と相談する際は、本記事で解説した内容を把握しておくとスムーズです。

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