知っておきたい駐車場づくりのポイント6選!【 要注意!】
街を歩いていると、様々な駐車場を目にしますが、中には機能性やデザイン性に欠けている場合が少なくありません。
せっかくの愛車は走らせるだけなく、停めているときにも魅力が発揮できると良いですよね。
この記事では、駐車場作りにおいての注意点を解説します。
駐車場作りの6つの注意点
マネしてはいけない駐車場作りのポイントは、
- 駐車場スペースが微妙に余っている
- カーポートのデッドスペースが出来てしまう
- 建物側面の狭い空間にカーポートを設置する
- 土間コンクリートのスリットに雑草が生える
- 屋根形状を考慮していない
- 駐車場から玄関までが行きづらい
の6つです。
以下に、それぞれを解説します。
注意点1:微妙な駐車場スペースを作らない
駐車場の横幅は、車の何台分が駐車可能かを判断する基準となります。
稀に、車2台分だと余裕があるけれど、3台分だと少し狭いという、中途半端な広さの駐車場があります。
目安としては、余裕を持って車2台が駐車できる横幅は、約6メートルです。
これが、6.5メートルや7メートルだと、かなり微妙なスペースだと言えるでしょう。
これから駐車場工事を計画する方は、ぜひ駐車場の横幅を意識して2台用のカーポートがピッタリ納まるように計画を練ってみましょう。
注意点2:カーポートのデッドスペースができないようにする
仮に駐車場の横幅が6.8メートルだったとすると、車用のカーポートは規格サイズの最大が6メートルなので、80センチのデッドスペースが生じてしまいます。
この場合、車3台用のカーポートを購入し、加工調整して80センチのスペースを取ることも可能ですが、80センチだけのために大きなコストを費やすことになります。
最適な方法として、カーポートの柱だけを延長して、敷地いっぱいの6.8メートルにしましょう。
つまり、カーポートの屋根自体は車2台用の6メートル、屋根だけが6.8メートルとなり、駐車がより快適になるでしょう。
注意点3:建物側面の狭い空間にカーポートを設置しない
住宅環境によっては、駐車場が建物側面に1台分の横幅しかない場合があります。このとき、雨よけ屋根が欲しいからといって、カーポートを無理やり設置することはオススメしません。
何故なら、ただでさえスペースがないのに、カーポートの柱(15センチ前後)の太さ分のスペースが失われてしまうからです。
代案として、カーポートでなくテラス屋根を設置できるかどうかを検討してみましょう。
テラス屋根だと、カーポートより柱が細くなるし、建物と屋根の隙間も無くなりますね。
NGポイント4:土間コンクリートのスリットに雑草が生えてしまう
スリット(溝)は、デザインに選択肢があり、砂利や人工芝、インターロッキング・ブロックを使用するもの、他に天然芝や植栽を入れる方法もあり、最後の2つはあまりオススメしません。
完成後、しばらくは綺麗に見えるのですが、時間が経つと雑草が混じり合ってしまい、スリットからはみ出し放題ということになってしまうからです。
NGポイント5:屋根の形状を考慮しない
駐車場にカーポートを設置する場合、多様化した屋根の形状を意識せずに採用してしまうと、建物とのバランスが悪くなってしまうことがあります。
ラウンドタイプ(曲線形状)、フラットタイプ(直線形状)のものから、奥行き方向に傾きがついているもの、左右方向に傾きがついているもの、そして、角度のついていないフルフラットなど、多くの選択肢があります。
住宅と組み合わせたとき、どのタイプが最も調和性が高まるかを考えると良いでしょう。
注意点6:駐車場から玄関までのルートが行き来しづらい
駐車場から玄関までのルートが、どのように設計されているかということは、とても重要なポイントです。
どんなに素敵なカーポートが設置されていたとしても、そこから玄関まで一切雨除けがなく、距離も遠いとなると雨天時に、わざわざ傘をさすことになったり、荷物が濡れてしまったりという問題が生じてしまいます。
駐車場作りの際には、車から降りて玄関まで戻るのに、どのようなルートが最適であるかをシュミレートすると良いでしょう。
まとめ
本記事では、真似をしてはいけない駐車場の特徴について解説しました。
これらの注意点を意識するだけで、失敗を防ぐことが出来るでしょう。
駐車場作りの前に、注意点をチェックして、後悔のないカーライフを送ってくださいね。