駐車場の床素材は透過性コンクリートがおすすめ!【 知っておきたい 】
外構プランを立てる際には、駐車場の床素材の選択も重要です。
定番素材は土間コンクリートですが、それ以外の選択肢もあります。
特におすすめしたいのが透水性コンクリートです。
この記事では、透水性コンクリートの特徴や、どのような駐車場に適しているかを詳しく解説します。
① 透水性コンクリートの知っておきたい知識が分かる。
② 透水性コンクリートが合わない住宅が分かる。
透水性コンクリートのメリットとは?
透水性コンクリートのメリットは、以下の2つ。
- 水はけが良い
- タイヤ痕が目立ちにくい
透水性コンクリートは、土間コンクリートと比較して水はけが非常に良く、水溜りができにくいです。
これにより地面が乾きやすく、常に清潔な状態を維持できます。
また、タイヤの跡が残りにくいため、駐車場の美観を損なわず、タイヤ痕を気にする必要が少なくなります。
透水性コンクリートのデメリットとは?
施工業者が少なく費用が高い
透水性コンクリートの施工は、高い技術が必要なので、施工可能な外構業者が限られています。
また、施工にかかる費用も通常の土間コンクリートよりも高い傾向にあります。
施工実績が豊富な外構業者を選ぶのがポイント。
安価で施工事例が少ない外構業者に依頼すると、品質に問題が生じるリスクが高まるからです。
塗装が剥がれやすい
透水性コンクリートは従来のコンクリートと比較して、塗装が剥がれやすいのが特徴。
低価格の製品を選ぶと、施工後に凹凸が出やすく、塗装の剥がれが生じやすいです。
安価な製品を選ぶことが優先事項であると感じるかもしれませんが、長期的に見てコストがかかる可能性があります。
土間コンクリートとしての基本的な機能を満たしている製品を選びましょう。
透水性コンクリートに適さない住宅
透水性コンクリートは、全ての駐車場床材としてベストというわけではありません。
駐車場の環境によっては適さない場合もあります。
透水性コンクリートと相性の悪い住宅はどのようなものなのか?
良好な排水状況
近年の新築住宅地は、排水設備が整っており、水の流れがスムーズです。
特に平坦な地域では、排水は円滑に行われ、地面は比較的早く乾きます。
したがって、このような状況下では透水性コンクリートを設置する必要はあまりなく、コストを考慮すると、通常の土間コンクリートで十分対応可能です。
土埃の多い環境
隣接地が畑など、土埃が多い環境には注意が必要です。
透水性コンクリートの間に土やホコリが溜まり、水の通り道が塞がれることがあります。
この状態を放置すると、透水性コンクリートの機能が低下し、水はけが悪くなる可能性があります。
定期的な掃除をして、埃や泥を除去することが大切です。
メンテナンスを面倒に感じる方は、通常の土間コンクリートの使用を検討した方が良いでしょう。
水溜りができやすい環境
突然の大雨で水溜りができやすい駐車場には注意が必要です。
透水性コンクリートも地面の状態に依存するため、水が溜まりやすい場所では効果が十分でないことがあります。
そのため、設置前に地面の条件をしっかり確認し、適切な対策を講じることが重要です。
カーポート付きの駐車場
カーポートを設置予定の場所では、透水性コンクリートの必要性をよく考えましょう。
カーポート自体に雨水を排水する機能があるため、地面に水が溜まるリスクは低く、透水性コンクリートの設置が不要な場合もあります。
透水性コンクリートも通常の土間コンクリートと同様にセメントを含んでいます。最近の物価上昇の影響でセメントの価格が上昇しており、その結果として、透水性コンクリートの設置コストも高くなる可能性があります。安価な材料を選ぶと、将来的にひび割れや破損のリスクが高まるため、耐久性のある製品を選んで長期的な安定性を確保しましょう。
まとめ
透水性コンクリートは、優れた水はけと、タイヤ痕が目立ちにくいというメリットがありますが、施工に注意が必要ですし、コストも検討すべき要素です。
自宅の条件に合わせた適切な床材を選んで、使い勝手の良い駐車スペースを作りましょう。
外構業者と相談しながら、最良の選択を行うことが重要です。