【 知って得する 】将来的に困る可能性が高い「 駐車場のスリット問題 」を解説!
新築時、外構工事はハウスメーカーや外構業者が担当します。
多くの方は、外構知識がないまま工事を依頼してしまうことが多く、数年後に困ってしまうケースが発生することも。
特に、あとあと困る事例として多いのが「 駐車場のスリット問題 」
おしゃれに見えるという理由で、スリットを取り入れる方も多いのですが、数年後に雑草だらけになり、おしゃれな外観どころではなくなってしまうケースが多々あります。
事前にこの情報を知っておくだけでも、無駄な工事をする必要もなくなるわけです。
本記事では、事前に知っておけば防げる「 駐車場のスリット問題 」に焦点を当てて解説します。
① 新築外構前に知っておくべき「 駐車場のスリット問題 」を知れる。
② スリットが本当に必要なのか?という根本的な情報を知れる。
駐車場のスリットとは?
「 駐車場のスリット 」とは、一定の面積ごとに入っている細かい切れ目を指します。
駐車場にスリットを入れることによって、以下のようなメリットがあります。
水はけがよくなる
コンクリートの駐車場では、水が駐車場の下に流れ、水たまりができてしまうケースがあります。
水たまりができてしまうと、その部分に集中的にコケが生えたり、雑草が生えたりと、足を滑らせて怪我をしてしまう危険もあります。
しかし、スリットを入れることで、各スリット(切れ目)から排水を行うことができるため、水はけが良くなります。
ひび割れを防げる
コンクリートの駐車場は、気温の変化に弱く、長年使用しているとひび割れを起こす可能性があります。
しかし、駐車場にスリットを入れることで、コンクリート1つ1つの面積を小さくできるので、ひび割れを防止することができます。
駐車場のスリット問題(パターン別)
駐車場のスリットには様々な種類があります。
比較的費用を抑えることができる砂利やタマリュウなどのグリーンが一般的です。
ただし、費用を重視して砂利やグリーンをスリットに入れた場合、あとあと困ってしまう事例も多いです。
本章では、駐車場のスリットの困りごとをパターン別に見ていきましょう。
砂利の場合
砂利は費用を抑えたい方におすすめ。
排水性も高く、駐車場で洗車をされる方や、カーポートを設置していない方に適しています。
ただし、砂利をスリットに入れた場合、どうしても隙間ができてしまいます。
月日が経つにつれて、砂利の隙間から雑草が生えてしまうため、定期的なメンテナンスが必要になります。
また、砂利の隙間から生えた雑草を抜く際、表面の砂利と地中の土が入れ替わってしまうため、雑草が生えてくるスピードが早まるというデメリットがあります。
グリーンの場合
芝生やタマリュウなどのグリーンは、温かみのある外観を好む方におすすめ。
殺風景なコンクリートの中に、芝生やタマリュウを入れることによって、外観をオシャレに仕上げることができます。
ただし、芝生やタマリュウなどのグリーンは耐久性が弱いため、色が変わったり、緑がなくなってしまうことがあります。
特に駐車場は、車などの重量物が乗る場所なので、外観を維持することが難しい傾向にあります。
また、砂利と同様に隙間から雑草が生えてくるので、定期的なメンテナンスが必要になります。
駐車場スリットの外構工事 – おすすめ3選
さて、新築外構後に駐車場スリットで困ってしまう事例が多いことは分かりましたね。
今は困っていなくても、数年経ってから困ってしまうケースも珍しくありません。
以下は、駐車場スリット – おすすめ外構工事について解説していきます。
レンガ・石で埋める
駐車場のスリットをレンガ・石で埋めることで、雑草によるメンテナンスの手間を軽減することができます。
「 レンガや石を駐車場スリットに入れても排水はできるのか? 」という疑問を持つ方も多いかもしれません。
しかし、レンガ・石にも隙間は存在するため、水はけに関しては何の問題もありません。
むしろ、自宅の外観や好みの雰囲気に合わせて、色や形を選べるので、外観をオシャレに仕上げることができます。
ただし、レンガを採用する場合は、事前にスリットの幅を把握しておく必要があります。
既存のスリット幅にレンガや石が入らない場合、加工が必要となり、費用が高くなってしまうからです。
コンクリート・洗い出しで埋める
既存のスリットにレンガを入れることが難しい場合、コンクリート・洗い出しで埋めることも1つの手段。
コンクリートや洗い出しは、最初から形が決まっていないので、スリットの幅が広くても、狭くても使用することができます。
ただし、駐車場の外構工事から数年経過してからスリットにコンクリートや洗い出しを使用すると、駐車場の既存のコンクリートと色味が異なり、外観が悪くなってしまうことも。
伸縮目地を設置する
費用を抑えたうえで、駐車場スリットの悩みを解決したい場合は、伸縮目地がおすすめ。
伸縮目地は、ゴムでできた緩衝材のような目地で、駐車場の規格分けにも活用することができます。
また、気温の変化で伸縮する駐車場コンクリートのひび割れを防ぐ役割もあります。
何らかの理由でレンガや石、コンクリートを使用できない場合は、伸縮目地を活用するようにしましょう。