【 絶対に知っておきたい 】効果的な庭の雑草対策3選
この記事では、雑草対策の効果的な方法と注意点をテーマに解説していきます。
一言で雑草対策といっても、その方法自体はたくさんあります。
最適な方法をしっかりと理解した上で、雑草対策を実施することができたとしたら、雑草に悩まされる日々から解放されるでしょう。
防草シートの品質

まずは、具体的な雑草対策について話をしていく前に、防草シートの品質について説明します。
防草シートとは、雑草を除去したいエリアに、専用のシートを貼ることで、雑草の成長を抑制できるアイテム。
まず、雑草対策には防草シートが必要不可欠ということを押さえておきましょう。
その上で、防草シートは、その品質が重要となってきます。
昨今はホームセンターやネットショッピングでたくさんの防草シートを買うことができますが、価格はピンキリ。
高価で質の良い防草シートと、安価で質の悪い防草シートの一番の違いは、シートの内部構造の違いにあります。
安価な防草シートはクロスシートといって、帯状の素材を単に編み込んでいるだけの構造です(ピクニック時のブルーシートをイメージすると分かりやすいですね)
この構造だと、雑草が隙間から突き抜けてしまう可能性が高いです。
一方、質の高い防草シートは、繊維同士がランダムに絡み合っていて、接着剤や熱により無数に結合されています。
この構造は、雑草の突き抜けを防止する効果があるため、長年安心して使用することができるのです。
以降は、実用な的な雑草対策を紹介します。
ちなみに、自分で草抜きをしてから除草剤を撒くといった方法は省略しています。
代表的な雑草対策は、
- 防草シートと砂利敷きの組み合わせ
- 防草シートと人工芝貼りの組み合わせ
- コンクリート打ち
の3つです。
以下に、それぞれの解説をします。
雑草対策① – 防草シート+砂利敷き

雑草対策その1は、防草シートと砂利敷きの組み合わせです。
メリットは、低コストで実践でき、なおかつ耐久性にも優れている点。
大まかな作業の流れは、
- 現状の雑草を撤去
- 敷きならす砂利の厚み分の土も撤去
- 下地の整地と転圧
- 防草シートを敷いてピンで固定
- 砂利の敷きならし
となります。
防草シートを敷くことで、今後雑草が生えてくることを防ぐことができます。
また上に砂利を敷きならすことで、シートが直射日光や紫外線を浴びなくて済むため、耐久性も高まります。
デメリットは、
- 壁側の雑草に関しては、ある程度、生えてきてしまう
- 砂利の中に入った胞子が芽吹き、雑草が生えることがある
の2点です。
対策としては、壁際だけに除草剤を定期的に撒いておくなどの方法が有効です。
ただし、砂利下から生えた雑草は芽が下に伸びていくことができないため、大きく成長することはできませんし、簡単に引き抜くことができます。
雑草対策② – 防草シート+人工芝

雑草対策その2は、防草シートと人工芝貼りの組み合わせです。
先述の砂利敷きに比べると、コストが多少上がってきますが、その分デザイン性や機能性も格段に上がります。
作業の流れは、先ほどの対策1とほぼ同じで、最後の砂利敷きの代わりに、人工芝を貼っていくイメージになります。
この対策のメリットは、
- 圧倒的にデザイン性が良い(外構のアプローチや駐車場といった人目につきやすいポイントで積極的に使える)
- 新しい雑草が生えにくい(胞子が落ちてきても人工芝では育たない)
の2つです。
ただし、壁際に生えてくる雑草に関しては、前述と同様の対策が必要となるでしょう。
雑草対策③ – コンクリート打ち

雑草対策その3は、コンクリート打ちです。
コストは、上記の人工芝貼りと同程度で、雑草対策としては最も効果が高いです。
メリットは、完璧なまでの防草効果。
しっかりとした強度のコンクリートを適正な厚みで打てば、雑草が下から突き抜けてくる可能性はほぼゼロです。
先ほどの壁際の雑草問題に関しても、心配はありません。
デメリットは、
- 初期コストがかかる
- 見た目が無機質になる
日光の照り返しが起きやすい
の3点です。
初期コストに関しては、耐久性が高いため、長期的にみればメリットとも考えられます。
見た目が無機質になる点は、コンクリート打ちをすると、シンプルモダンな雰囲気にはなりますが、温かみのある外構が好みの場合は、砂利敷きや人工芝を組み合わせたデザインにすると解決できるでしょう。
日光の照り返しが起きやすい点に関しては、コンクリートは太陽の光を反射させるため、その空間が眩しく高温になる可能性があります。
もちろん日当たり加減は、住宅環境によって異なりますが、雑草対策としてコンクリート打ちをしたものの、特に日当たりの良い家の場合は、照り返し問題を把握しておくと良いですね。
まとめ
本記事では、雑草対策の効果的な方法と注意点について解説しました。
どれも代表的な対策ですので、これから雑草対策をしようと考えている方は、自宅の外構に最適な方法があるかどうかを是非、検討してみてください。