ウッドデッキの経年劣化を防ぐコツを解説

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ウッドデッキを設置する前に知っておきたいことがあります。

それはウッドデッキの寿命(耐用年数)についてです。

それを知ることで、メンテナンスや買い替え、リフォームの時期を考えながら、ウッドデッキを活用できるようになるでしょう。

この記事では、ウッドデッキの寿命とサイン、それを見つけ、延ばす方法について解説します。

目次

ウッドデッキの寿命はどれくらい?

ウッドデッキの寿命とは「 どのくらい長持ちするのか 」と言い換えることができます。

一言で「 何年 」と答えることが難しいのは、ウッドデッキの使い方や設置した環境によっても異なるからです。

それでも、ざっくりと答えるとすれば、素材によって異なりますが、だいたい天然木がハードウッドで15〜30年、ソフトウッドで 5年程度、人工木が20年以上だと言われています。

もちろんお手入れやメンテナンスの頻度によって、目安は変わります。

ウッドデッキが寿命を迎えるとどうなる?

ウッドデッキが寿命を迎えると、以下のような症状があらわれます。

  • 腐食して柔らかくなる
  • ひび割れがひどくなる

木材がポロポロと剥がれ始めたり、ひび割れが進んできたら要注意。

ウッドデッキを交換する目安として覚えておきましょう。

耐久性の確かめ方に、ハンマーを逆に持って、柄の方でコンコンとウッドデッキのあちこちを叩き回る方法があります。

良好な状態だと手ごたえがあり、乾いた硬い音がなります。

くぐもった音がしたり、反発力が弱まっていたら、腐り始めているか虫に食べられている可能性があります。

通常の木材は、木口(切り口)から腐朽が始まるので、その辺りから確認すると良いでしょう。

ウッドデッキが劣化する原因

ウッドデッキが劣化する原因は、主に次の通りです。

  • 湿気
  • カビ
  • シロアリ
  • 日光、紫外線

天然木のウッドデッキが腐朽する原因は、湿気と雨です。

木が水を吸収することで、カビや木を腐食させる菌が繁殖してしまいます。

湿気の多い場所に、ウッドデッキを設置する場合は、水に強い天然木や、人工木を選ぶと良いでしょう。

また、ウッドデッキは屋外に設置するもののため、どれだけお手入れを入念にしても、紫外線のダメージを防ぐことはできません。

人工木でも紫外線を浴び続けると、徐々にプラスチックが劣化して、ひび割れや曲がり、反れが起こりやすくなります。

天然木は水分に、人工木は紫外線に注意が必要です。

ウッドデッキの寿命を延ばす方法

ウッドデッキの寿命を延ばすポイントは、

  • 定期的に防腐塗料、防蟻塗料を塗る
  • こまめな掃除とメンテナンス
  • ウッドデッキの屋根を設置する

の3点です。

以上のことを守るだけで、綺麗な状態で長持ちさせることができます。

掃除やメンテナンスの方法、屋根の設置に関しては、別記事を参考にしてくださいね。

また、ウッドデッキに腐りにくい木材(ウリン、セラガンバツ、ヒバ、サイプレス、アマゾンジャラ、ケヤキ、クリなど)を使用することで、経年劣化を防ぐこともできます。

例えば、東南アジア原産の、ウリンの木は長寿の代表的な木材と言えるでしょう。

生息している地域が海辺であり、そこで100年以上の耐久性があることが実証されています。

ウッドデッキで過ごす時に、さりげなく状態を観察することも大事です。

劣化のサインを感じたら、塗装や部分的な張り替えや交換を検討してみてください。

まとめ

本記事では、ウッドデッキの寿命について解説しました。

ウッドデッキを長生きさせるコツは、普段の状態をよく知り、不健康時のサインを見つけ出すこと、そして、早めに処置を施すことです。

ウッドデッキも、人間も、長生きの秘訣は同じようですね。

人も木も生かし方、育て方は同じだと書いた宮大工による「 木のいのち 木のこころ 」という良書があります。

木材がたくさん使用されている住宅や施設では、心身の不調や怪我などが少ないというデータもあるそうです。

ウッドデッキでストレスを解消しながら、木も人も健康に長生きで暮らしたいですね。

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