【 チェックリスト 】ウッドデッキにフェンスを後付けする方法
前回は、ウッドデッキにフェンスを設置するかどうかを検討するための記事を紹介しました。
今回は、ウッドデッキを設置したけど、やっぱりフェンスも設置したいという方向けに、後付けの方法を解説します。
ウッドデッキにフェンス(柵)は後付け可能?

結論を先に書くと、ウッドデッキにフェンスの後付けは可能です。
しかし、それが安全かどうかという点に限ると、結論は変わってきます。
次のような場合、直接フェンスを設置したら倒壊の恐れがあります。
- 木材が経年劣化している
- 耐久性が低い
耐久性が低いウッドデッキの場合は、基礎工事が必要となるため、専門業者に依頼することをオススメします。
まずは、ウッドデッキの構造と強度、設置の目的をきちんと把握しておくことが大切です。
ウッドデッキのフェンスの種類
ウッドデッキによく使われるフェンスは、主に
- ボーダーフェンス(板材が横方向に並んだポピュラーなタイプ)
- 縦張りフェンス(板材が縦方向に並んだ安全性の高いタイプ)
- クロスフェンス(見た目がおしゃれでガーデニングに最適なタイプ)
の3種類があります。
他にも、モダンな自宅に調和するスクリーンフェンスなど、外観や好みにあったものを選ぶと良いですね。
フェンスを取り付けるときのポイント
ウッドデッキにフェンスを取り付けるときは、次の3つのポイントを押さえることで、思わぬ事故や破損を防ぐことができます。
- フェンスの種類を把握する
- 費用を把握する(フェンス1枚辺り5千円程度から)
- 目的や選び方を把握する(防犯、目隠し、転落防止など)
特に、以下の項目を押さえておくと良いでしょう。
- サイズ
- デザイン
- 素材
- 日当たり
- 風通し
- 開放感
- 耐久性
- 耐水性
- 設置方法
備えあれば憂いなし、急がば回れの精神で。
フェンスを取り付けるときの注意点
ウッドデッキにフェンスを取り付けるときに気をつけたい注意点は、2つあります。
- 高さに注意(一般的な180cmは目隠し効果のもの、目的によって高さを設定しましょう)
- フェンスの裏表を確認(既製品は表からみて美しいように外側が表になっています)
高さ設定の目安は別記事にも解説していますので、参考にしてくださいね。
目隠しフェンスをブロックの上に建てる場合は、上限2.2メートル以下と建築基準法で定められています。
それから、フェンスが裏表のないものであれば問題ありませんが、既製品を使う場合は、どちらを表にするか要検討ですね。
どちらも「 よくある失敗あるある 」ですので、ご注意を。
DIYでも取り付け可能?
またもや結論を先に書くと、DIYでもウッドデッキのフェンスの取り付けは可能です。
ウッドデッキ本体に金具とネジを使って固定する方法と、外側に基礎を作ってそこに支柱を立ててからフェンスを取り付ける方法があります。
置くだけフェンスをDIYで設置する方法もあります。
ただ前述した通り、安全性の面を考慮すると、しっかりと強度のあるフェンスを設置するためにも、外構業者に相談、依頼することをオススメします。
置くだけフェンス設置の注意点
置くだけフェンスのメリットは、
- 簡単に設置できる
- 台風が来ても対策できる
- 風通しと日当たりを確保できる
の3つが挙げられます。対して、デメリットは、
- 台風で倒れる
- ビス留めが面倒くさい
- スキマが気になる
の3点です。
それぞれの対策としては、台風が来たら事前に倒しておく、インパクトドライバー(約1万円)を所持する、他の目隠し方法を活用する、などがあります。
しかし、置くだけフェンスは倒れやすく、壁や窓、車を傷つけてしまった、という例もあるので、リーズナブルで楽チンだという点だけに注目せず、慎重に選ぶことを推奨します。
目隠しだけが目的であれば、シェードやタープテントなどを設置するなどの方法がありますね。
まとめ
本記事では、ウッドデッキにフェンスを後付けで設置するための方法を紹介しました。
自宅やお庭に合った最適な方法は、ウッドデッキの大きさやお庭の位置、生活習慣などによって異なります。
ピッタリな方法を見つけるためには、専門の方やエクステリア業者に相談、無料見積もりなどをされることをオススメします。



